新卒の看護師

看護師の不足問題は日本全国で深刻なものになっています。その原因は様々ですが、毎年新卒看護師が約5万人いるにも関わらず、離職する人が10万人いるので結果として2万人ほどしか看護師が増加しないという状況になっています。また勤続年数も6年ほどなので、人材育成も整いません。そのため、職場の平均年令も低くなっているところもあります。看護師の国家試験に合格していざ看護師として働き始めるときにまず考えるのは、どこの診療科を希望するかということです。基本的にどこの診療科でも新卒の看護師が出来ないというところはありませんが、臨床経験が求められる老人ホームなどの施設や、つぶしが利かないと言われる手術室看護師は、よっぽどの理由がない限り避けておいたほうがいいかもしれません。新卒で施設や手術室に挑戦するよりも、ある程度臨床経験を積んでから挑戦した方がよりスムーズにスキルアップできます。また、脳神経外科も難しい手術が多く、患者の容体も危篤状態になることが多いので難しい雰囲気がありますが、最初にここを経験しておくと後に異動したときほかが少し余裕があると感じることが出来るかもしれません。いずれにしても卒業したばかりのときは、どこで働くにしても大変なことは大変なので覚悟しておきましょう。また、現場に入ると自分の持っている知識はほんの一端のものだということを実感すると思います。ですので、看護師というのは看護師になる前も勉強は大変だったと思いますが、なってからも勉強をしていかなければならない職業なのだと思います。それでも自分のために、患者のためにも努力は続けていかなければなりません。

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